ノートPC徹底分解!レポート

こんにちは、アビッツのチエです。
今年の9月からスタッフブログを投稿している私ですが、まだまだ新人です。先輩からフォローいただきながら日々、必要な知識やスキルを学習中です。

そんな私が初めてノートPCの分解に挑戦!この場を借りてレポートさせていただきます。今回は修理ための分解ではなく、お客様から廃棄依頼をいただいたノートPCの分解です。廃棄PCの分解とはいえ、ただ破壊するのではなくパーツを1つ1つバラし、中に入っているデータを完全に読み取れなくする必要があります。緊張感をもって、手順を確認しながら進めていきました。

2009年に発売されたNEC LAVIE LL700VG6W。故障はないようですが、新しいPCへ買い替えのため廃棄のご依頼をうけました。
バッテリー(写真上の赤い四角枠)はネジどめされておらず、ロックを解除するだけで外すことができました。

まずは本体裏の上部に取り付けられているバッテリーを外します。バッテリーを外さないまま作業してしまうと感電の恐れもありますが、予期せぬ通電によりPC内部の部品が損傷してしまう危険もあるので、分解する際は忘れてはいけない手順ですね。バッテリーを外した後は、独立して外せそうなカバーのネジを外しました。

左からHDD、メモリ、CPUファン。
CPUファン(ヒートシンク)を外した先にCPUが。ハンダづけされておらず、取り外すことができました。

部分カバーの内側からHDD・メモリ・CPUファン・CPUといった、PCを構成する主要な部品を外していきました。

ヒンジカバーを外してから…
裏側から押し上げる形でキーボードを外しました。

表側のフタを開けてキーボードも外していきます。PCの種類によってキーボードの取り付け場所は様々で、今回のように表側からキーボードを取り外せない場合もあります。

裏面のネジをすべて外し、ツメを壊さないよう慎重にカバー全体を開けました。
ノートPCのマザーボードの形はデスクトップPCのように四角ではありません。

裏面全体を開けて、各所ネジを外していって、マザーボードを取り出すことができました。

本体(キーボード側)からディスプレイ側を分離しました。
さらにディスプレイカバーから液晶パネルを取り外しました。

ディスプレイ側も分解して、外せるところすべてを外していきます。

取り外したTOSHIBAの500GBのHDD。
基板、プラッタ、磁気ヘッドなどすべて分解し、さらにバキバキに物理的に壊しました。

最後は一番重要なHDDの分解。可能な限りバラバラにしてから、データを読み取られないよう物理的に完全に壊しました本来であれば部品を壊さないように分解して元の状態にもどすのですが、今回は廃棄目的なのでこれで完了です。

今回のノートPCは比較的分解しやすいものでしたが、初挑戦の私にはここまで壊すのにも一苦労。しかしノートパソコンがどのような構造でできているのか、お客様のPCを扱ううえで重要な分解時の力加減などを身をもって学ぶことができました。今回学んだことを活かし、さらに丁寧な仕事を心がけてまいります。

アビッツではHDDやSSDの確実なデータ消去・破壊、不要PCの廃棄処分を承っております。廃棄PCの個人情報の悪用がご心配な方は、ぜひ当社へご相談ください!

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