ネットワーク設定
インターネット接続やネットワーク関連で困ったときは

当社へのお問合せの中で「インターネットに接続できない」という相談は頻繁にあります。

一般的にインターネットに接続するためには、光回線事業者とインターネットに接続するサービスを提供するプロバイダーの２社と契約が必要になります。 ここで光回線事業者からは接続のための機器が提供されます。 ONUとブロードバンドルーター（単にルーター）と呼ばれる機器です。 それぞれ別の機器だったり一体型だったりしますが、この機器が建物の中と外の通信を行います。 ルーターを介して中のネットワークのことをLAN、外のネットワークのことをWANと言います。

• LAN　屋内のネットワーク
• WAN　屋外のネットワーク

ルーターはこのLANとWAN側の通信を取り持つ役目と、LAN側のネットワークを管理するために設置されます。 LAN側には有線または無線でパソコンやスマートフォンなどの通信機器を接続して、ルーターを経由してWANに接続することでインターネットに接続できる仕組みです。 ルーターによっては無線機能も備えているものがありますが、市販の無線ルーターをアクセスポイントとして使用している場合が多いかと思います。

先ほどの「インターネットに接続できない」という問題の主な原因は、LAN側のネットワーク、WAN側のネットワーク、あるいはその間のルーターにあります。 特に、ルーターはLANとWANの間の通信を行う重要な役目があるため、普及型のものであっても設定項目が多く、正しい専門的な知識が不可欠です。

• 新しくルーターを買い替えたが設定方法が分からない
• 光回線事業者やプロバイダーの設定やパスワードを間違えている
• ルーターの設定をいろいろ変更したら接続できなくなってしまった
• ケーブルが正しく接続されていない
• 無線（Wi-Fi）の設定がパソコンに正しく設定されていない
• 二重ルーター状態（ルーターの下に別のルーターが接続されている）
• 光回線事業者やプロバイダーのトラブルまたは停電中
• 光回線事業者やプロバイダーへの料金滞納で止められた

など他にも原因は考えられます。

以下の原因が考えられます。

• ネットワーク機器が古く、ギガビット対応していない
• LANケーブルがカテゴリー5以下を使用している
• 特に理由がないのにIPv6ではなく、IPv4を使用している

古いネットワーク機器やケーブルだと毎秒100メガビット（100[Mbps]）の制約があるので、ギガビット対応機器（1,000[Mbps]）あるいはそれ以上のものに置き換えると改善できることが多いです。

また、様々な光回線事業者やプロバイダーがギガビット通信のような高速プランを提供していますが、ほとんどの場合はベストエフォート式といって、周囲の混雑状況に速度は左右されています。 特に理由やこだわりがないのにIPv4（PPPoE）を使用しているのであれば、IPv6系（IPoEやIPv4 over IPv6）のサービスを利用することで高速化が期待できます。

有線接続機器からの通信は速いのに無線経由だと遅い場合、無線機器（Wi-Fi アクセスポイント）が古い規格の通信しか対応していないことが考えられます。 Wi-Fi 6と呼ばれる最新規格（IEEE 802.11ax）または最低でもWi-Fi 4（IEEE 802.11n）以上に対応した機器をお勧めしています。

また、無線の電波が弱い、届かないといった場合。 当社では安易に中継器をお勧めしていません。 無線機器の特徴や性質、設置場所などを考慮して、できるだけ既存の機器を使用できるように心がけています。

他に、タブレットやスマートフォンなど、無線のクライアントとなる機器の台数、通信方式、速度など、様々なことを踏まえて改善できるように努力しています。

当社では、他にも様々なネットワークの設定や機材の設置、配線工事などを行っています。

• スマートフォンを自宅の無線LANに接続したい
• 別の部屋にLANケーブルを延長したい
• 中継器を使って無線電波の範囲を拡大したい
• 既存のルーターを高性能ルーターに置き換えたい
• 特定の無線機器しか接続できないようにしたい
• 店舗などでゲスト用のネットワークを分離したい
• VPNを使って社内ネットワークを自宅から利用したい
• プリンターや複合機を複数のパソコンやスマートフォンから使いたい

これ以外にもネットワーク関連のサポートは多岐に渡ります。 「セキュリティ対策」で解説していますが、初心者がネットワーク機器の設定を変更することは非常に危険です。 他にも「メール設定」、「周辺機器接続」にも関係してきますので、併せてご相談ください。

ネットワーク機器の進化はパソコンと同じぐらい早いです。 10年前のものはたいてい時代遅れになっていて、現在では通信のボトルネックになっていることも十分ありえます。 また、常時通電している機材も多いではないでしょうか？ ネットワークのメンテナンスを怠ると思いもよらないところに弊害がでますので、気を付けたいですね。

当社で行っているネットワーク設定は、ご自宅や会社などの環境に依存することが多いです。 また、配線も注意が必要なため、ご自身で元通りに戻せないといったことも懸念されます。 そのため、「出張修理」対応が必要になることもありますので、ご注意ください。

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