美しさとパフォーマンスが融合した最新パソコンで、クリエイティブの限界を超えろ!

こんにちはアビッツのAIです。
今回は、動画クリエーター向けのデスクトップパソコンをご紹介します。

酒田市のある法人様から、動画編集向けにストレスのないパソコンを組立てて欲しいとのご依頼を受けました。モニターは新規で24インチ以下の液晶と、既設のものとで2画面で編集したいというのが前提。編集中のプレビューには高速なレンダリングが必要となってきますが、それに必要なGPUは今後検討してみたいということでした。お客様のご要望を伺いながら2~3機種をご提案してモデルを絞り、さらにいくつかの細かい仕様を決めてカスタマイズしたのが、このパソコンです。

クリエイター用のパソコン一式。
タワー型パソコン、23.8インチモニター。一見なんの変哲もないように見えますが…。

まずはCPUに注目です。最新のIntel Core i7-13700を搭載し、16コア(Pコア8+Eコア8)24スレッドで動作します。最新のRaptor Lake-Sモデルのため、非常に高い性能を発揮します。また、CPUファンにはNoctua NH-U12S reduxを採用していて、高性能CPUグリス NT-H1を塗布することで、空冷でありながら高い冷却性能により、安定した動作を実現しています。

CPUの上に固定された高さ158mmの大型サイドフローファン。ベースとパイプは銅、フィンはアルミ製。120mmのファンは、最大1,700rpmながら25.1dBと静穏性を備えた高級モデル。

マザーボードはASUS PRIME Z790-P。その名の通りIntel Z790チップセットを採用していて、高速なデータ転送が可能です。また、Dual Channelの32GB(16GBx2枚) DDR4-3200のメモリーを搭載し、高速で安定した動作が可能です。空きスロットを2つ残したのは今後のことを考えてのこと。

起動ドライブとなるSSDはCrucial P5 Plus。最新のm.2 PCIe Gen4 SSD 1TBを搭載しています。また、動画素材や編集作業用にはWD REDのHDD 2TB(5,400rpm/CMR)、データバックアップ用には同じくWD RED HDD 4TB(5,400rpm/CMR)を搭載しました。2台のHDDは連続動作や安定性、それに容量も十分です。

おなじみWD社製のHDD。特に耐久性と安定性を重視するために選んだRED PLUSモデル。
ケースの最下段に隠れた部屋。左側のマウンターは2基の5インチ用シャドウベイ。
ここにヒートシンクを付けたHDDを対にして設置。写真では見えませんが、右側の80mmのファンから冷却されます。

GPUは今後拡張を予定しているそうで、必要十分な帯域のあるPCIe Gen4とレーン数は必須。それよりもグラフィックスカードの長さを考慮して十分な空間を確保する余裕のあるケースが大事になってきます。専用のGPUの代わりにVGAにはオンボードグラフィックを使用することにしましたが、HDMIとDisplayPort による高い解像度でのマルチモニターを可能にしています。また、オンボードサウンドもS/N比が高く、高品質な音を出すことができます。

上部に見える「M 2」ヒートシンクの下には起動ドライブ用のNVMe SSD 1TB(空きスロット1つ)。右に見える「ASUS」ロゴのヒートシンクの下にはIntel Z790チップセット。PCIeはGPU専用を備え、下段の1Xには無線LAN/Bluetooth用カードを後で設置しました。

パソコンの心臓部とも言えるATX電源には、SilverStone社製の80 PLUS Goldを選択。これもやはり今後のGPUのために余裕のある電源容量を確保しつつ、高い効率を発揮できるようにやや大きめの850Wタイプを選択しました。

ケース裏側。下段の「DA850」が850WのGOLD電源。

また、本体のケースにもこだわりを持っています。Fractal Design社のPop Silentのタワーケースは、美しい漆黒の外観と、ガラスで作られた透明なサイドパネルが特徴的です。天板にはUSB Type-Cポートが搭載されていて、機能的な面でも高い評価を得ているものをご提案しました。

横にした様子。底面の電源部分にはスライドさせて着脱できるダストフィルター。
天板。左から電源ボタン、ヘッドフォン端子、マイク端子、USB3.0ポートx2。そしてType-C用コネクタ。

ケース側面は透明ガラスなので、保護フィルムの上にガラスの注意マークのシールが貼られています。肉眼ではこれが無いとガラスがあるのが分からないぐらい透明です。
組立て中の様子。ガラス越しには見えないように、たくさんのケーブル類を裏面で配線しています。ケースもケーブル類もみんな黒色なので、写真ではよく分かりませんね…。
ひととおり組立てが終わった様子。あとは無線カードとガラスパネルをはめるだけの状態。できるだけケーブル類を見せないように配線してあります。
PCIeには無線LAN(11ax対応)とBluetooth5用の拡張カードを装着。ノイズ源ともなるPC背面から2本の自在アンテナで電波を捉えます。

そして最後に、このパソコンはAURA Sync対応のAddressable RGBを搭載しています。これは接続されたLEDを1個単位で発色を管理できるもので、1つのLEDデバイスでも色や輝度に様々な変化を個別に与えることができます。120mmのフロントファン2本、リアファン1本、それにストリップ2本が発光し、ソフトウェアで制御できる美しい光景を作り出します。まるで宇宙空間を見ているかのように幻想的で、目を奪われること間違いありません。もちろんすべて消灯することもできます。

ガラスパネルを外し、ファンを停止した状態。ファンのLEDは軸側に固定され、LEDストリップも綺麗に発色しています。
ガラスパネルを装着。呼吸するように光る紫色のLEDと漆黒ケースと相まってか、とても幻想的な雰囲気を醸し出しています。
発光の様子。アプリから発光の色とタイミングを自在に設定できます。動画の前半部分は初期状態、後半はお客様にお渡ししたときの設定です。他にも、CPU温度、出力される音楽に同期したグラフィックイコライザーのようにも設定できます。※無音動画です。

このパソコンは見た目も機能も、高い次元で兼ね備えています。動画編集だけでなく高度なグラフィック処理にも対応し、美しいLED発光で更に魅力を増しています。お客様のクリエイティブな業務や、パソコンライフをより一層充実したものにしてくれることでしょう。

こうしたLEDでデコレーションするパソコンは、実は今に始まったわけではありません。単純に発光するだけなら20年ぐらい前からもありました。しかし、お仕事やご家庭ではここまでこだわったパソコンは必要とされず、ゲーミング用かこうしたクリエーター向けの仕様と言っても良いかもしれません。

いかがでしたか?
当社では一般的なパソコンだけでなく、こうしたパソコンも細部までこだわった形でお客様にご提案します。メーカー製のものが物足りないとお考えの方、あるいはこうした想像力を掻き立てるようなパソコンが欲しい方にもご用意できますので、遠慮なくご相談ください。

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