アビッツの梅津です。
いつも弊社ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は少し時間を遡り、私にとって非常に印象深い「原点」とも言えるイベントについてお話しさせてください。レポートなので長文、やや専門的な内容ですのがご容赦ください。
弊社はデル・テクノロジーズ社主催のプロジェクト「Dell Expert Network(旧 デル IT エキスパートプログラム)」に参加しています。始動して間もない2022年頃から参加させていただいていましたが、先月、おかげさまでプレミアムメンバーへと昇格し、立派な認定書をいただきました。


先日、パソコンの件でDELLの方と電話で相談していました。その時に「リーダーはお元気ですか?」とお尋ねしました。すると、そのリーダーご本人から直接、私の携帯に折り返しのお電話をいただきました。
久しぶりにお話しして、当時と変わらない情熱に懐かしくなりました。「あの時のレポートを、今こそ皆様にお届けしたい」と思ったのがきっかけです。
今回は、その絆の始まりとも言えるDELLのプロジェクトメンバーとの「意見交換会」の模様を、当時の熱量そのままにレポートいたします。プログラムに参加して約2年後の2024年4月のことでした。
東京の新たなランドマーク「Otemachi One」へ
会場となったのは、デル・テクノロジーズ株式会社の日本法人本社が入る「Otemachi One(大手町ワン)」。 皇居の豊かな緑に隣接する大手町一丁目地区に位置し、地下鉄5路線が乗り入れる「大手町駅」直結という、日本屈指の利便性を誇る複合施設です。

オフィスや商業施設、三井ホール、そしてあの「フォーシーズンズホテル東京大手町」が一体となったこの場所は、まさに日本最高峰のビジネスが融合する東京の新たなランドマーク。私が過去10数年勤務した品川駅周辺のオフィスビル街とは雰囲気が少し違います。洗練された空気感に、背筋が伸びる思いでした。



エントランス到着
意見交換会は15時から始まります。受付が30分前からなので少し余裕をもって到着、静謐な空気が流れるエントランスに到着しました。ここは世界を牽引するデル・テクノロジーズ社の日本の中枢とも言える場所です。
酒田に戻ってからは、こうした都心のビジネス拠点を訪れるたびに、どこか懐かしさを覚えるようになりました。

入館から会議室まで
あらかじめ送付されていたデジタル入門証をかざし、スマートにゲートを通過。目的の17階へと向かいます。

エレベーターを降りると係の方が丁寧に出迎えてくださいました。緊張も少しずつ解けていきましたが、驚いたのはそこからです。案内されるままに進む廊下は、まるで迷路のように続き、ようやく会議室に。一人では絶対に迷子になると思いました。
フロアの広大さを実感し、改めてデル・テクノロジーズという企業の圧倒的なスケールに圧倒されました。さすがは世界を代表するITの巨人、格が違います。ビルの2フロア占有というのも凄い。
会議室への入室と座席

会議室に入ると、そこには大きなテーブルを囲むように、整然と席札が並べられていました。
自分の名前を探すと、控えめに末席あたりかと思いきや・・・。案内されたのは一番の上座!驚きました。今回の意見交換会には全国の都道府県から選ばれた14社が参加されると伺っていました。北海道、青森、茨城、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡、熊本…。その中でこのような席を用意していただいたことに、身の引き締まる思いがしました。
ほどなくして、私と同じように「デル IT エキスパートプログラム」のメンバーである各社の代表が、一人、また一人と入室してこられます。全国各地でIT支援の最前線に立つプロフェッショナルたちが集まってきます。
熱を帯びた意見交換と念願の対面
意見交換会は、プロジェクトスタッフと参加メンバーの自己紹介から始まりました。正面の大型プロジェクターに、現在のプログラム内容や今後の展望についての説明が行われ、その後、いよいよ本題であるディスカッションへと移ります。メンバーとスタッフが現場のリアルな課題や改善への要望などが熱く飛び交いました。
実は今回の訪問で、私が何より楽しみにしていたことがありました。それは、このプロジェクトへ誘ってくださったリーダーの方と初めて直接お会いすることです。
以前、お電話で初めてお話しした際、30年以上も前のPC黎明期や当時のコンピューティング環境の話題で、つい時間を忘れて盛り上がったことがありました。プログラム参加の案内の電話だったのですが、いつかお会いできるのを心待ちにしていました。
実際に対面してお話を伺ってみると、その言葉からは「エバンジェリスト(伝道師)」としてのオーラが溢れていました。電話越しに感じていた以上の知見とバイタリティ。対話は尽きることなく、時間はあっという間に過ぎていきました。

最新テクノロジーとの対峙
意見交換会の後は、3名の専門スタッフによる最新機種と最新技術のデモが行われました。そのプレゼンテーションも、当然ながら「超一流」の一言に尽きます。参加メンバーは技術者や経営者だけです。過剰な説明を省きつつも核心を突く、極めてスムーズな解説が印象的でした。








展示されていたのは、家電量販店で見かける馴染みのあるモデルから、これまで目にしたこともないような特殊な業務用モデルまで多岐にわたります。
コンシューマー向けからデータセンター向けまで、コンピューティングのほぼすべてを手中に収めている巨大企業。その製品層の厚さと技術的な広がりを目の当たりにし、改めてパートナーとしての物質的な心強さを実感しました。
確信に変わったパートナーシップ

普段、外資系企業の方々と深く接する機会はそれほど多くない私ですが、今回お会いしたプロジェクトリーダーやスタッフの皆様は、驚くほどフレンドリーでした。
特にリーダーの方は、営業のトップという重責を担いながらも「器の大きさ」を感じさせる方でした。こうした稀有な資質を持つ方だからこそ、この大きなプロジェクトを牽引されているのだと直感しました。
そのような方から直接メンバーにお誘いいただいたことは、今振り返っても格別なものです。帰り際、ふと「自分のバックにはこの巨大な企業がついている」という、一種の錯覚さえ覚えるほどの心強さを感じていました。
もちろん、それは錯覚ではなく、今や確かな信頼関係(パートナーシップ)です。
懇親会

意見交換会、社内見学の後は懇親会です。
会場では、先ほどまで真剣に意見を交わしていたメンバーやスタッフの皆さんと、今度はリラックスした雰囲気で交流を深めることができました。ITの最新トレンドから、それぞれの地域でのビジネスの特徴や苦労話まで、話は尽きません。
皆さんといろいろなお話しをして、これまたあっという間に時間が過ぎてしまいました。この後は2次会にも参加させていただきましたが、撮影を忘れるほど楽しかったです。

現場の声を直接届ける、貴重な対話の場
このプログラムの醍醐味は、単なる製品情報の共有に留まりません。私たちIT支援の現場に立つ人間が、メーカーであるDELL社と直接意見を交わせる点にこそ、真の価値があると考えています。
いまから約2年前のこの日、大手町オフィスで交わした熱い議論や、そこで得た知見などは、現在の私たちがお客様へご提案するソリューションの確かな基礎となっています。
月日は流れましたが、あの時肌で感じた「最新テクノロジーをお客様の力に変える」という想いは、今も変わりません。むしろ、この2年間でDELL社とのパートナーシップはより強固なものとなっていて、現在はより質の高いサポートを皆様にお届けできていると自負しております。
現在、弊社で販売させていただいているPCの半数以上がDELL製品です。「余計な機能がない分、シンプルで使いやすく低コスト」という点が最大の魅力ですが、その背景には、こうしたメーカーとの熱い絆があることを、皆様にお伝えできれば望外の喜びです。これからも、この繋がりを大切にしながら、皆様のIT環境を支え続けてまいります。



コメント