【酒田市】長く安心して使える業務用PCとは?寺院様向けカスタムPC製作~設置まで完全レポート

こんにちは、アビッツのAIです。

業務用パソコンは「性能」だけではなく、「止まらないこと」「データを守れること」も重要です。

今回は酒田市内の寺院様からご依頼いただいた、業務用PCの製作・設置事例をご紹介します。

これまで2台のノートPCを使い分けて業務をされていましたが、「業務用として1台にまとめたい」とのご相談をいただきました。

ご要望を整理すると…

お話を伺うと、業務内容は檀家管理や会計、文書作成など、大切なデータを扱うものが中心でした。

さらに、

  • バックアップも本体内で完結したい
  • DVDも使いたい
  • スリム型が良い
  • 本体色はホワイトが良い
  • 24インチモニター2台をマルチモニターとして使いたい

というご要望がありました。

市販のメーカー製PCにも良い製品はたくさんありますが、今回はこれらの条件を満たすため、カスタムPCをご提案しました。

今回のお客様のために、厳選したPCパーツ。

設計で重視したこと

今回、一番重視したのは「今だけ快適」ではありません。

数年後も安心して使えることです。例えば、CPUにはRyzen 5 9600、マザーボードにはAM5プラットフォームを採用しました。将来CPUだけ交換できる可能性を残せるため、長く使う業務用PCにはメリットがあると判断しています。

マザーボードは小型のmATXで信頼性のあるものを選びました。
CPUのグリスアップ。薄く均一に塗るのがコツです。

これに伴いメモリーはDDR5でなければいけません。昨今のメモリー価格高騰の影響でDDR5メモリーは昨年から7~8倍の価格になっています。そこでまずは最低限のメモリーとして16GB×1枚構成をご提案。4スロットのマイクロATXマザーを選んでいますので、空きスロットを残しておけば、将来の増設時にも無駄がありません。

またSSDは定番のSanDisk。1TBのモデルを採用しました。PCIe4対応ですが、ケースにファンが少ないため、別途大型のヒートシンクを取り付けておきます。

写真右上が付属のヒートシンク。左側が今回用意した大型のもの。
Slimケースにも収まる小型の高性能CPUファンを搭載。

バックアップ用には4TBのWD Red Plusを搭載しました。NAS向けに設計されたシリーズで、24時間稼働を想定した高い信頼性があります。

他メーカーにも優れた製品はありますが、当店ではこれまでの採用実績や安定性から業務用PCにはWD Redシリーズを選ぶことが多くあります。

さらにお客様はDVDの読み書きもされるということで、ケースにも5インチベイがあるものを選んでいます。最近はDVDドライブだけでなく5インチベイ搭載のケース自体が少なくなっているので、やや希少ともいえます。

バックアップ用として強くオススメするWD REDの4TBモデル。
入手困難になってきている5インチDVDスーパーマルチドライブ。

組み立ては「あとで困らない」ことを考えながら

今回使用したIN WINのスリムケースは、内部スペースが限られています。自作ユーザーにとってはかなり難易度が高いケースの部類にはいるでしょう。もっとも部品が少なければそこまで難しくはないですが、昔からユニークな仕組みを積極的に出しているメーカーなんです。

IN WINのケースはギミックが多いので難易度は結構高いです。

CPU補助電源は最初に裏側へ通しておきます。これはできるだけ風通しをよくするためです。こうした細かな部分も考えながら組み立てを進めます。

ケースはこのように大きく分かれていて、割と組み立てやすいです。
80PLUS BRONZEの300WTFX電源。ケースに付属なのがうれしい。
CPU補助電源は裏面を通すことで、ケース内をできるだけスッキリさせておきます。

また、このケースは標準では底面ファンが排気方向になっていましたが、今回は内部構造を見て吸気方向に取り付けなおしました。これは、チップセットとHDDに直接風を当てて冷却させるのが目的です。また、ケース内部へホコリが入りにくくなるようにするためです。見えない部分ですが、業務用PCにとっては特に長く安定して使うためには大切なポイントだと考えています。

HDDの熱をケース側面に逃がすために密着させるシートも!
光学ドライブの下に位置するHDD側面にはヒートシンクも付けます。

さらに、3.5インチHDDのマウンターを確認すると0.5mmぐらいケース側面パネルとの隙間がありました。ここで、HDDにサーマルパッドを3枚張ってパネルに熱を逃がすようにしました。同じく、HDDの側面にヒートシンクを付けておきます。些細な工作ですが、実測で数℃も下がります。これにより少しでもHDDの熱をケースの外に逃がすことでHDDの寿命が延びることを期待しています。

初期不良も出荷前に発見

Windows 11 Proをインストールし、各種初期設定を行ったあと、ストレージの検査を実施。SSD・HDDとも問題ありませんでした。ところが、DVDドライブの動作確認をしたところ大きな異音が…。

光学ドライブの異音を確認したので、いったん外してみます。
一時的に当社のDVDドライブを接続して作業を継続します。

新品でも初期不良はゼロではありません。すぐに代理店へ交換を依頼し、交換品でもう一度すべて確認します。こうした確認作業も、当店では欠かせない工程の一つです。

交換品を待っている間も、MS-Office Home&Business 2024のインストールと認証や、当社の業務用初期設定とオプションパック(お得パック安心パックなど)、バックアップ設定を行わせていただきました。

データ移行・現地での設置

筆ぐるめをインストールし、旧PCから住所録などを移行しました。
マザーボードの内蔵無線LAN。背面パネルからアンテナを出します。

2台のノートPCからデータ移行を終えたあと、寺院様へ設置に伺いました。設置、配線、24インチモニター2台を接続し、無線LANも設定。

寺院専用のソフトもインストール&設定します。他にも、家庭用複合機、業務用の大型複合機のドライバーやソフトもひとつひとつ確実に設定していきます。

約2時間で設置作業は完了しました。実際に操作していただくと、

「今までのノートPCよりかなり速くて快適で、びっくりしました。」

と、とても喜んでいただけました。価格についても、「思っていたより安かった」とのお言葉をいただきました。

まとめ

今回のお客様は寺院様でしたが、考え方は一般企業や個人事業主の方でも同じです。

業務用PCは、性能だけではなく、

  • データを安全に保管できること
  • 長く安心して使えること
  • 必要になったときに拡張できること

も重要です。

アビッツでは、お客様のご予算だけではなく、「お客様がどのように使うか」まで考えて一台ずつご提案しています。

PCの買い替えやデータ移行、業務用PCのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

パソコンは「購入して終わり」ではありません。

数年間、安心して使い続けられること。

万一の故障でも復旧できること。

将来、必要になった時に無理なく拡張できること。

私たちは、そんな視点で一台一台構成を考えています。

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