
こんにちは、アビッツのAIです。
1月も下旬に入り、ここ庄内地方は近年稀に見る大雪⛄となりました。一晩で景色が様変わりするほどの積雪と猛吹雪に、朝の除雪作業で腰を痛めそうになりますが、皆様のパソコンの調子はいかがでしょうか?
これだけ冷え込むと、精密機器の天敵である「結露」や「静電気」も気になるところです。暖房の効いた部屋での温度変化には少しだけ気を配りたい時期ですね。
さて、本日は「動作が異様に遅い」というご相談で持ち込まれた、Intel第8世代Core i7搭載のモニター一体型パソコン(富士通 ESPRIMO)の修理事例をご紹介します。
【今回のスペックと症状】

- CPU: Intel Core i7 8565U(第8世代)
- メモリ: DDR4 20GB(標準搭載4GB+増設16GB)
- ストレージ: Intel Optane Memory + 1TB HDD
- OS: Windows 11(Windows10からアップグレード済)
- 症状: 動作が極端に遅い、本体スピーカーから音が出ない(イヤホンは可)
このパソコンはもともとはWindows10で、DDR4メモリーが4GB搭載されているモデルです。お客様自身で16GBを追加されたそうで、合計20GBとなっていました。Windows11は8GB以上が実用ラインですので容量として十分ですね。👍
CPUはお客様の用途ではまったく問題にならない演算性能を持っていて、まずはSSD換装が動作改善の第一歩になります。ただ、1TB HDDには家族3人分のデータバックアップを抱えているようで、SSD換装後に圧迫しないかなど少し心配しつつ、今の状態を確認していきます。
【技術的アプローチ:Optane解除とSSD換装】
この世代のパソコンに多いのが、OptaneメモリーによるHDD加速構成です。当時は画期的でしたが、現代のWindows11環境では力不足を感じる場面が増えています。
しかしこれをNVMeのSSDに交換して起動ドライブ化し、既存のHDDがデータドライブとして再利用することで、「高速化・大容量化」と一石二鳥!

- ストレージの刷新 まず、Optaneの設定を解除して物理的に取り外します。メインドライブには、信頼性の高い1TBのM.2 SSDを採用しました。
- HDDの再利用(データドライブ化) 元の1TB HDDは使用時間が1,700時間程度とまだ寿命に余裕があったため、フォーマットしてデータ保存用としてマウントしました。
- シンボリックリンクの活用 お客様のiCloudバックアップが数百GBと肥大化しており、Cドライブ(SSD)を圧迫していました。そこで、バックアップ先をHDDにリダイレクト。これによりSSDの容量を節約しつつ、大容量データを安全に保持できる環境を構築しました。



【サウンド・セキュリティの見直し】
音が出ない問題は、ハード故障ではなくサウンドドライバーの不整合。適切な署名付きドライバーへ入れ替えることで無事解決です。また、リソースを食いがちなサードパーティ製アンチウイルスソフトをWindows Defenderへ切り替え、さらなる動作の軽量化を図りました。
【市場動向とコストパフォーマンス】
昨今、DDR5の価格高騰に引きずられ、DDR4やSSDも昨年秋から2倍程度の価格で推移しています。それでも、今回の修理代金は同スペックの新品を購入するより遥かに安価で。高速化とHDDの有効活用を実現でき、お客様にも大変喜んでいただけました。😊
■ 専門用語の解説
終わりに パソコンの動作が遅い原因は、単なるスペック不足だけでなく、設定やストレージの構成に起因することも多いです。特にシンボリックリンクなどコマンド操作を伴う最適化は、知識がないとシステムを壊すリスクも伴います。 「買い替えるしかないかな?」と諦める前に、ぜひ一度アビッツにご相談ください。



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