
こんにちは、アビッツのナミです。
梅雨入りが近づいてきた6月中旬。山形県酒田市では日中25度を超える日もありますが、朝は気温20度未満と過ごしやすいですね🍃
さて、今回は2026年6月17日(水)に酒田市の持地院様で行われた「庄内出羽人形と大般若会供養」のライブ配信の様子をご紹介します。
🌿朝の持地院に到着
朝8時に会場の持地院様へ伺うと、堂内には椅子が整然と並べられ、お客様を迎える準備が整っていました。花瓶には美しい花々が生けられ、開け放たれた窓からは心地よい風が吹き込みます。外では初夏らしい新緑の葉がさわさわと静かに揺れ、さわやかで穏やかな時間が流れていました🍃


会場の雰囲気だけでも、これから始まる催しへの期待が高まります😊
🎥演目に合わせて配信準備
今回の催しは、人形劇ということで、スペース確保のためいつもと椅子などの配置が変わっていました。それに合わせてカメラの設置場所や音声機材の配置を調整していきます。
いらっしゃるお客様には見やすく、それでいてライブ配信の音声も届きやすく会場の雰囲気が伝わるよう準備を進めました🎤
🎭130年受け継がれる「庄内出羽人形」
さて今回披露された「庄内出羽人形」のお芝居は、約130年前から鳥海山麓の娯楽としてはじまった猿倉人形芝居がもとになっているそうで、伝統文化として受け継がれてきました。
現在は庄内地方を中心に活動されており、テレビ出演や海外公演にも(世界大会も!)行くこともあるそうです。こちらの持地院様では、20年ほど前にも上演があったそうで、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
演目の前には演者の方から人形の操り方について、わかりやすい説明がありました。
- くりぬいた木でできた腕になる部分に指をいれて操作する
- 頭になる部分を人差し指と中指ではさんで支える
- 人形の着物に、腕になる部分と頭をいれて操る
このような衣装と腕や頭がくっついていない操り人形は、世界でもたいへん珍しいのだそうです。


※文化庁のホームページでも「無形民俗文化財」として紹介されています。
👦人形芝居は園児たちも大喜び!
この日の演目は、「春日熊野丞たぬき退治」と「出羽人形ばやし傘踊り」でした。上演前には隣の若草幼稚園から園児たち約30名が見学に訪れました。
最初はむかし言葉や庄内弁を話す人形たちを不思議そうな表情で見ていた子どもたち。


しかし物語が進んでいくと・・・・
化け物が登場すると「でた~!!」とみんなで教えてくれたり、化け物退治の場面では「がんばれ、がんばれー!」📣と大きな声援をおくったり。
会場のお客様と一緒になって楽しんでいる子どもたちの様子を見て、私たちも撮影をしながらも一緒に楽しませていただきました。




伝統芸能が世代を超えて人々を惹きつけているのをあらためて感じることができました✨
🙏大般若会供養が行われました
10分ほどの休憩後に、法要が始まりました。堂内の雰囲気は一変。厳かな緊張感と熱気に包まれ、多くの参拝者が見守る中で供養が行われました。


📖 大般若とは?
大般若は、西遊記でも有名な三蔵法師がインドから持ち帰り、翻訳した『大般若波羅蜜多経(だいはんにゃはらみたきょう)』に由来します。
全600巻にも及ぶ膨大な経典で、すべてを読むには莫大な時間が必要となります。そのため法要では、経本をアコーディオンのように広げながら勢いよくめくる「転読(てんどく)」という方法が用いられます。
毎年この日に行われる大般若会供養では、その功徳(くどく)をもって天下泰平や五穀豊穣、無病息災などを祈願しています。


🔔 堂内に響く迫力の転読
法要最大の見どころは、十数名の僧侶による転読です。
大きな経本を広げ、一斉に勢いよくめくる様子は圧巻そのもの。堂内に響き渡る読経の声、太鼓の音と相まって、独特の迫力を生み出します。
毎年見ても圧倒される光景ですが、この瞬間を映像や写真に収めるのは容易ではありません。僧侶の人数の多さや転読の速さ、そして堂内に満ちる緊張感を表現する難しさを改めて感じました。


朝のさわやかな空気とは対照的に、法要中の堂内は熱気に包まれ、その場にいる誰もが真剣に様子を見守りました。
今回の配信で、その荘厳な雰囲気が伝わっていれば幸いです。
🧘 住職が語る「般若」の教え
大般若供養終了後には、ご住職より大般若についてのお話がありました。
「般若」とは仏の智慧のことであり、単なる知識ではなく、物事の本質を見極める力を意味します。そして、その智慧に加え、人を思いやる慈悲の心を持つことが大切であると説かれました。


🌸 年に一度の秘仏公開
毎年6月17日は、持地院様の秘仏である「十一面千手観世音菩薩」が特別に公開される日でもあります。この観音様は約1200年前、慈覚大師によって彫られたと伝えられており、普段は拝観することのできない大変貴重な仏様です。
法要後には、多くの参拝者が観音様の前で静かに手を合わせ、それぞれの願いを込めてお参りされていました。
年に一度の御開帳を心待ちにしている方も多く、今年もたくさんの方々がそのお姿を拝むことができました。




✨ まとめ
持地院様の「大般若会供養」は、五穀豊穣、無病息災などを祈願する伝統ある法要です。迫力ある転読、住職の法話、そして年に一度の秘仏公開と、多くの見どころがありました🙏
そしてその法要行事と一緒に、ご住職自らが企画されたイベントも毎回楽しみにしている方も多くいらっしゃいます。今後もぜひ多くの方に足を運んでいただきたいと思います。そして、どこでもいつでも見られるライブ配信もぜひご覧ください。では次回も楽しみに待ちましょう。ありがとうございました!
👉当日の様子はYoutubeでご覧ください。

