こんにちは、アビッツのAIです。
パソコンの進化は早いものですが、基本設計がしっかりとしたモデルは、適切なメンテナンスで驚くほど長く戦えます。本日ご紹介するのは、まさにそんな一台の「リフレッシュ」事例です。
ご依頼いただいたのは、地元・酒田市で飲食店を経営されているオーナー様。過去にも別件でご依頼いただいたリピーターの方で、 長年愛用されているパソコンの悲鳴に耐え切れず、当社へお持ち込みいただきました。
1.8年前のパソコンをリフレッシュ

お預かりしたのは、2018年に発売された富士通のハイスペックノート LIFEBOOK WA3/C2。当時のカスタムメイドモデルで、そのなかでも最高スペックの品です。
第8世代のi7にメモリー32GBという、現行機にも引けを取らない素晴らしいスペック。お客様が「買い換えるのはもったいない」と仰るのも納得の構成ですね。
2.耐えがたい「ガラガラ」音の正体
ご依頼内容は、とにかく耳鳴りでうるさい「ガラガラ」というファンから轟音。 お客様ご自身もパソコンに明るく、「ファンを交換してほしい」とズバリご指定いただきました。

お客様と一緒に症状を確認。Windows11が起動している間に話をしながら待つこと10分。ファンは静か…。
一見すると異常がないようにも見えました。しかし、排気口やUSBなどの外部接続用の端子はかなりのホコリが…。 飲食店という環境柄、油分を含んだ微細な粉塵が吸気されている可能性もあるので、分解清掃を含めたフルメンテナンスとしてお預かりしました。
3.対応内容:徹底洗浄と部品交換のプロセス
診断とクリーニング
まずはCinebenchを用いてCPUに高負荷をかけ、内部温度を上昇させます。 当初は再現しませんでしたが、分解を進めると原因が見えてきました。



「ファンを換えるだけなら自分でもできそう」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アビッツでは必ずセットでサーマルグリスの塗り直しを行います。
8年前のグリスはほぼ例外なくカチカチに固まっています。これを新調するだけでCPUの冷却効率が劇的に改善されるからです。
グリスには様々ありますが、CPUに合わせて適切に使用しています。
そのせいあってか、「グリス売っていますか?」と来られるお客様もいらっしゃいます。

メモリは1枚16GBのDDR4 SO-DIMMが2枚。2018年当時は32GBは超・高級仕様でした。そして2026年現在でも、一般的な事務用PCは8〜16GBが主流です。今もこの当時も、ノートパソコンで32GBのメモリー構成というのは「一つの到達点」でしょう。
これだけのパワーがあれば、Windows11も、そして重い業務ソフトもサクサク動きます。だからこそ、ファンひとつの不調でこの名機を引退させるわけにはいかないのです。
ファンの特定と交換
一通り清掃を終えて組み直したところ「ガラガラ」と異音が発生。 経年劣化による軸受け(ベアリング)の摩耗が原因でした。この状態ではグリスアップでの完治は見込めないため、純正の新品ファンを手配。

翌日には部品が到着し、無事に交換作業を完了。高負荷テストでも、新品時のような静かな風切り音に戻りました。
4.終わりに

今回のようにスペックが十分なパソコンの場合、数千円程度のパーツ交換とメンテナンスで、また数年快適に使えるようになります。
特にLIFEBOOKのWAシリーズなどは、基本構造が頑丈なため「直しがい」がある機種です。「異音がするけれど、買い換えるには惜しい……」と悩まれている方は、ぜひ一度アビッツへご相談ください。
専門知識が必要な分解や、適切なパーツ選定は我々プロにお任せいただくのが一番の近道です。
皆様の大切な相棒、心を込めてメンテナンスいたします!

