子どもたちの献花に心温まる──良茂山持地院「成道会供養」と坐禅体験会

【良茂山持地院】12月8日開催の坐禅会&成道会供養レポート。警策体験、永平寺のDVD上映、園児による献花の様子をご紹介。静寂な坐禅と厳かな供養で心を清めた一日。

🍂こんにちは。ナミです。12月に入り、冷え込みが増してきましたね。今回は12月8日に良茂山持地院様にて「坐禅会ざぜんかい」と「成道会供養じょうどうえくよう」が行われましたのでその様子をご紹介します。当日は寒さにもかかわらず、多くのご参加の方々が足を運ばれました。

朝早くからストーブを何台もつけられていました。ご参加の皆様への心遣いが感じられます。
朝早くからストーブを何台もつけられていました。ご参加の皆様への心遣いが感じられます。

🧘‍♂️ 坐禅会(体験会)

持地院住職のご挨拶のあと、まずは坐禅会が始まりました。
通常は「60分 → 休憩10分 → 60分」という本格的な時間配分で行われるそうですが、今回は体験会ということで約20分間の坐禅が行われました。

途中には、ご参加の方々が**警策きょうさく**の体験も。右肩に香版こうばんを一打し眠気を払ったり姿勢を正したりする、坐禅修行ならではの体験です。今回ご参加の皆さんのほとんどが警策体験をご希望されていました。

住職が手を合わせている方々に警策をしていきます。
住職が手を合わせている方々に警策をしていきます。

静寂な時間の中で呼吸を整えるひとときは、ご参加の方々の心をすっきりと澄ませてくれたようでした✨


🎥 「永平寺の日々」上映会

坐禅のあとは、「永平寺えいへいじの日々」のDVD上映が行われました。
曹洞宗の大本山・福井県の永平寺で、修行僧たちが一年を通して行う厳しく規律正しい修行の様子が紹介されています。

福井テレビさんが制作されたDVDは、映像がとても綺麗で臨場感もあります。凛とした空気が本堂に流れていくのがカメラ越しに伝わってきました。

永平寺の一年の修業映像は大変興味深いものでした。
永平寺の一年の修業映像は大変興味深いものでした。

冒頭。二十歳くらいの青年が修行のために永平寺を訪れ門を叩くも、門前払いされそうになる衝撃的なシーン。その後も坐禅、写経だけでなく作務、勤行、断食…といった生活そのものが修行。現代の同年代の若者からすれば、異次元空間にも思えるような内容でしょう。

こうした厳しい修行の中で、自分と向き合う時間を大切にし、精神的な成長や慈悲の心を育てていく姿に、来場者からは深い関心が寄せられていました🙏


🌼 若草幼稚園の園児による献花

成道会供養の前には、隣接する若草幼稚園の園児たちが献花とお供えを行いました。

緊張しても丁寧にろうそくを運びます。
緊張していても丁寧にろうそくを運びます。
お供えした後は一礼して手を合わせます。
お供えした後は一礼して手を合わせます。

幼稚園の年中と年長の園児たちですが、普段から説法を聞いたり献花の経験を重ねているとのことです。はしゃぐ様子はなく落ち着いていて、一人ひとりが一礼をし丁寧に手を合わせる姿はとても清らかで、見ている大人たちも気持ちが引き締まるようです🌱

お話の間も、待っている間も手を合わせて静かにしています。
お話の間も、待っている間も手を合わせて静かにしています。
大変上手にお供えができたようすです。
大変上手にお供えができたようすです。

🕯 成道会供養と説法

そして「成道会供養」。持地院住職をはじめ三名の僧侶により、檀家さまのご先祖さまのご供養、皆様方の祈祷が行われました。

成道会は、12月の大切な行事です。
成道会は、12月の大切な行事です。
三人の僧侶が丁寧に供養、祈祷します。
三人の僧侶が心を込めて供養と祈祷をします。

供養後の説法では、お釈迦様の三大行事についてのお話がありました

  • 4月8日 … お釈迦さまのお誕生日
  • 12月8日 … お釈迦様が悟りを開かれた「成道会」
  • 2月15日 … お釈迦様がお亡くなりになった「涅槃会ねはんえ

今月12月は、世間はクリスマスの話題が多くなる時期ですが、こうした仏教にまつわる大切な日もぜひ覚えておいていただきたいというお話がありました。

園児たちは皆さん背筋を伸ばしてお話を聞いています。
笑顔と思いやりであたたかい雰囲気に包まれました。

❄️ おわりに

今回の行事全体を通して、凛とした空気の中にあたたかい人々の思いが満ちていました。冷え込みの厳しい季節でありながら心の温度が自然と上がり、寒さを忘れるような一日となりました。

↓こちらの「持地院Youtubeチャンネル」で当日の様子をご覧ください

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