【修理事例】Dynabook が重すぎて使えない!メモリ増設&CPUファン交換で快適動作に復活

こんにちは。ナミです。5月半ばを過ぎて20度を超える日もあり、衣替えや家の片づけを始めた方も多いのではないでしょうか?そんな季節の変わり目には、つい後回しにしがちなパソコンの不調や遅さも気になってきますよね。

今回は、いつもお世話になっているお客様から「ノートPCの動作があまりに遅くて困っている」というご相談をいただき、実際に対応させていただいたDynabook のメンテナンス事例をご紹介します。

■ ご相談内容

長年使用してきたノートPCが最近とても遅くなり、起動や作業に支障が出ているとのことでした。

  • 電源を入れてからまともに操作できるまで非常に時間がかかる
  • 特にWordを起動するのに約10分もかかる状態
  • ファンが時々止まって熱くなる
  • Windows Updateも長い間されていない様子

お話を伺う限り、ソフト面とハード面の両方に問題があると考え、以下の作業を行いました。


■ 実施したメンテナンス内容

① CPUファン交換 & ヒートシンクのクリーニング

ファンは経年劣化により回転が止まることもあり、サーマルスロットリング(thermal throttling)により満足に動作できていない状況でした。ファンは軸がずれていて回転時に異音がすることもあり新品のCPUファンに交換。同時にヒートシンクも分解し、内部に溜まっていたホコリや熱伝導グリスの劣化を清掃・再施工しました。これにより、冷却効率が復活し、発熱によるパフォーマンス低下を防止します。

② メモリ増設(別PCから移設)

もともと8GBしかなかったメモリを、使っていない同型モデルのPCから取り出したメモリ8GBを移設し、16GBになりました。これにより、複数アプリの同時使用でも動作がスムーズになります。

③ Windows Updateの最新化

長らく放置されていたWindows Updateを適用し、セキュリティとシステムの安定性を強化しました。初回はやや時間がかかりましたが、完了後は動作が安定しました。

④ スタートアップアプリの見直し

起動直後に多くの不要と思われるアプリが起動し常駐していたため、使用していないソフトを無効し、起動時間を大幅に短縮。電源を入れてからデスクトップが表示されるまでの時間が格段に改善しました。


■ 修理・調整後の効果

  • Wordの起動時間が10分 → 約10秒に短縮
  • 複数アプリを同時に開いてもスムーズに動作
  • ファンの停止懸念が解消し、静かで安心
  • 発熱が抑えられ、全体的に安定動作

まさに別物のような快適さに生まれ変わりました!

■ まとめ

作業内容改善点
CPUファン交換冷却性能・静音性向上、発熱による遅延を防止
ヒートシンク清掃放熱効率改善、CPU性能安定化
メモリ増設(16GB)マルチタスクがスムーズに
Windows Update更新セキュリティと動作安定性の確保
スタートアップ整理起動時間が大幅短縮(10分→数10秒)

「買い替えるにはまだ早い」「もう少しこのPCを使いたい」という方は、こうしたメンテナンスで蘇らせることが可能です。

★ご自身のPCでも「ちょっと最近遅いな…」と感じている方は、ぜひ一度、当社にご相談ください。合わせてWindows11へアップグレードが可能か?といったご相談もお問い合わせください。

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